
早くも夏の陽気!
こんにちは、イノウエです。
すでに真夏の気温を観測する中、梅雨が明けないまま雹が降り注ぐというおもしろ天気!
都内の池袋は降ってきた大量の雹でちょっとした雪景色のようになっていたようです。(帰るころには溶けちゃってました)
そんな中、ちらっとSNSで見かけた内容にへぇ、となったので今回はその話を…(*'▽')
◆雹には年輪がある
(正確には年輪ではないですが)
雹は,霰の表面が融解→再凍結→雲粒捕捉の繰り返しで成長するので,樹木の年輪みたいな層構造があります.雹が降り終わって安全を確認してからかち割って断面見ると楽しい.「雲の中では何が起こっているのか」第4刷にこの写真を新たに収録しました pic.twitter.com/62z4VJcPQx
— 荒木健太郎 (@arakencloud) May 28, 2016
雲研究者の荒木健太郎さんが先日つぶやいた内容です。
雹は発達した積乱雲の中で発生し、成長します。雲が大きく発達する今のような時期に降るのが特徴です。
元は空気中の埃などの小さいものが核になり、過冷却水滴が張り付いて氷になり、雲の中を転がりまわり何度も何度もかき混ぜられ、大きく成長して地上に降ってきます。
上昇気流で氷点下域に上がると凍り、下降して表面が溶け、また上昇気流に乗って上がり…
その過程の中で、生まれるのが年輪(のようなもの)です。
雹の断面に刻まれた輪の数で何度上下運動をしたのかがわかるんです。
同じタイミングで降った雹の一粒一粒に人生(雹生…?)があるのです。
皆さんはご存知でしたでしょうか。
そんな感じでおもしろ天気はまだまだ続きそうですね。
気温も高く、疲れやすく、体を壊しやすい時期です。皆さんお気をつけて。
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